ワークショップ実例 Our Workshops

御花神饌@石清水八幡宮

祭が伝え続ける日本の伝統技術を考える
◯ 開催地:石清水八幡宮(京都府八幡市)

 日本三大勅祭のひとつに数えられるという京都府八幡市の石清水八幡宮の石清水祭が、毎年9 月1 5 日に行われています。神様の御心をお慰めするために古代染めの和紙でつくられる1 2 台の造花。もともとは皇室からの特別な御供え物だったという「御花神饌」。その美しい「神様の花」をつくる会を開催します。染織史家の吉岡幸雄氏が先生となり、近隣に住む子どもたちが、親と一緒に石清水八幡宮内でお花をつくります。そして9 月1 5 日の石清水祭で、子どもたちがつくった花を奉納します。石清水祭は、8 6 3 年清和天皇が始めた祭儀。元来、「石清水放生会」と称して男山のすそを流れる放生川に魚鳥を解き放ち、霊を慰めるために行われる祭です。

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和菓子づくり@太宰府天満宮幼稚園

和菓子に込められた日本の心を考える
◯ 開催地:太宰府天満宮(福岡県太宰府市)

 「 天神さまの幼稚園」として知られる太宰府天満宮幼稚園は、日本の伝統行事を園のカリキュラムに取り入れています。本プロジェクトは、太宰府天満宮幼稚園の年長クラスを対象とし、「和菓子とは何かを学ぶこと」「日常的に和菓子にふれること」をカリキュラムに組み込みながら進めます。太宰府天満宮では9 月に神幸式大祭が行われます。本プロジェクトの最終段階では、子どもたちが太宰府天満宮オリジナルの和菓子をつくり、天神さまに奉納することを目指します。そしてこの一連の体験を通じて、子どもたちが和菓子に込められた何かを感じ取ることを目的とします。本プロジェクトは幼稚園のカリキュラム、神社の祭と連動していることが大きな特徴です。

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KUTANISEAL@蓮華寺

お米の大切さと伝統工芸の技にふれる
◯ 開催地:蓮華寺(東京都中野区)

 蓮華寺は東京都中野区にある日蓮宗の寺です。本プロジェクトは既存のワークショップである「KUTAN I S E A L」(クタニシール)を心游舎流にアレンジをして開催します。「K U T A N I S E A L 」とは、九谷焼の転写技術を利用し、自分だけの九谷焼の器をつくるワークショップです。本プロジェクトはワークショップを二回に分けて進めます。一回目では、子どもたちが「クタニシール」で遊びながら九谷焼の絵付けを学びます。約一か月後に開催される二回目のワークショップでは、九谷で焼かれたオリジナルの器でごはんを食します。日頃なかなか足を踏み入れない寺を舞台とすること、ワークショップの前後にごはんの大切さを学ぶことが、本プロジェクトの特徴です。

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辞書引き学習法@大徳寺真珠庵

日本語の美しさと学ぶことの喜びを知る
◯ 開催地:大徳寺真珠庵(京都府京都市)

 一休禅師ゆかりの大徳寺真珠庵。ふだんは非公開の古刹を舞台に、「辞書引き学習法」のワークショップを開催します。「深谷式辞書引き学習法」とは、深谷圭助氏が考案した学習法のこと。知らない言葉を辞書で調べ付箋を貼っていくことによって、子どもたちが自ら学ぶことの喜びを獲得することを目的とした学習法です。本プロジェクトは考案者の深谷氏が講師となり、非公開の古刹での開催となりますが、最終的な目標は全国の寺や神社が共同体育児の場となることです。寺や神社に辞書と付箋があり、放課後時間を持て余した子どもたちがそこで「辞書引き学習法」に取り組む。全国にある小さな寺や神社が「現代版寺子屋」として機能することを目指します。

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